ぜひ日本へ! Jリーグに推薦したいアジア杯の各国代表選手(3)W杯でブレイク! 韓国のビッグセーバー
AFCアジアカップカタール2023(アジア杯)もベスト4が出揃い、いよいよクライマックスを迎えようとしている。大会を通してアジアのレベルアップとポテンシャルを再確認した人も多いのではないだろうか。今回は、出場した選手の中からJリーグに推薦したいアジアでプレーする各国の代表選手を紹介する。
GK:チョ・ヒョヌ(韓国代表) 生年月日:1991年9月25日(32歳) 所属クラブ:蔚山現代 AFCアジアカップ2023成績:4試合7失点 韓国代表は今大会を通して多くの怪我人に悩まされている。バーレーン代表との第1節の後に行われたトレーニングでは守護神キム・スンギュが右膝前十字靭帯を断裂してしまった。この危機的状況を受けて、第2節以降はチョ・ヒョヌが代表通算80試合以上の出場を誇る彼の代わりにゴールマウスを守っている。 チョ・ヒョヌと言えば2018年のロシアワールドカップでの活躍が記憶に新しいだろう。ドイツ代表とのグループリーグ第3節では6本もの枠内シュートを止めて、前回大会王者を敗退に追いやった。しかし、先述したキム・スンギュの存在もあって、同大会以降も代表メンバーに名を連ねはするが、なかなか出場機会に恵まれてこなかった。 そんな2番手GKにチャンスが巡ってきた。急遽の出場となったグループリーグの2試合では安定感がなかったが、決勝トーナメント以降はかなり調子を上げている印象だ。中でもサウジアラビア代表とのPK戦でのシュートストップとオーストラリア代表戦での至近距離からの2連続セーブは、韓国代表の準決勝進出には欠かせないビッグプレーだった。 チョ・ヒョヌは典型的な乗せるとシュートを止め続けるタイプのGKで、今のメンタルであればベスト4以降もビッグセーブを連発する予感が漂う。今大会のメンバーでもある湘南ベルマーレのソン・ボムグンを筆頭にJリーグのクラブには韓国人GKが多く在籍している。GK事情に悩むクラブがオファーを出しても不思議ではないだろう。
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