OBLIVION DUST・KEN LLOYD“嘘”がきっかけでバンドに加入!?「『全然歌えるよ!』って言って…」
ロックバンドMUCCのヴォーカル・逹瑯がパーソナリティをつとめるTOKYO FM / JFNのラジオ番組「JACK IN THE RADIO」。3月23日(土)の放送は、OBLIVION DUST(オブリヴィオン・ダスト)のヴォーカル・KEN LLOYD(ケン・ロイド)さんが初登場! バンドを始めたきっかけを伺いました。
逹瑯:まずは、どういう経緯でバンド業界というか……。 KEN:あ、僕は嘘をついて入りました。 逹瑯:えっ(笑)!? KEN:もう完全に。 逹瑯:本当に!? KEN:うん。大学進学のために(イギリスから)日本に来て、六本木のクラブでバイトをしていたときに、「なんかミュージシャンっぽいね~。僕の知り合いのバンドでヴォーカルを探している人がいるんだけど、歌える?」って言われて、「あ~、もう全然歌えるよ!」って言って。 逹瑯:ハハハ(笑)! KEN:「じゃあ2週間後に合わせようよ」って感じで、それ合わせて……。 逹瑯:それで合わせてみて、オーケーが出た感じなんですか? KEN:途中からディストーションを“ガーン!”みたいな感じで激しくして、勢いでごまかした。 逹瑯:ハハハハハ(爆笑)!! KEN:でも、それが良かったみたいで。それでライヴをしたら、そこにたまたまX JAPANのhideさんとかが観に来てたり、レコード会社のavexの人が来ていて、そのライヴが良かったらしくて(avexと)契約したのがOBLIVION DUST。 逹瑯:すごっ!! ――現在は、キャリアのなかで「“ファイナル・チャプター”を考えている」とのことですが、その意味とは? KEN:“そろそろいいかなぁ”みたいな(苦笑)。っていうのも、“ゴールを自分で決めたい”と思っていて、ちゃんと自分らしさを守って、それを音として出して振り返ったときに“よく頑張ったなぁ”みたいな、“自分らしさを出せた”と納得できるのが一番重要かなって。 逹瑯:ゴールした後は“こういう生活をしていきたい”みたいなことってあるんですか? KEN:僕はもともとイギリスから来ていて、半分イギリス人、半分日本人ではあるんだけど、日本に来た理由っていうのは(それまで)日本人の部分を知らなかったから。 逹瑯:おぉー。 KEN:それを知りたかったから来たんだけど、嘘ついたことによってミュージシャンになるとは思ってなかった(笑)。ただ、このあいだ音楽活動が25周年を迎えたから、今度はまた“イギリスの自分を見つけないといけないかなぁ”と思っていて。 逹瑯:うん。 KEN:あと、親もいい歳になってきているから“近くにいたい”っていうところもあって。そういう人間っぽい部分? そこら辺を大事にしたいっていう気持ちも出てきましたね。 (TOKYO FM「JACK IN THE RADIO」2024年3月23日(土)放送より)