佐久間宣行氏、憧れの人・小沢健二からのまさかの提案にパニック「ハグ!?小沢健二とハグ!?って思って」
元・テレビ東京のプロデューサーで、現在はフリーのテレビマン・佐久間宣行氏がメインパーソナリティの「オールナイトニッポン0(ZERO)」(ニッポン放送)が9月4日にライブ配信アプリ「17LIVE」にて生配信された。生配信では番組収録の様子やリスナーからのリアルタイムでのコメントに加え本編放送後のイチナナ限定アフタートークも見ることができる。 【写真】小沢健二、佐久間宣行氏にXで感謝のコメントをポスト ■「この歌、俺のことじゃん!? みたいな気持ちになってた」 この日も黒いTシャツ姿で登場した佐久間氏は、小沢健二「LIFE再現ライブ」についてのトークを展開。「先週の土曜なんですけど、小沢健二さんの『LIFE再現ライブ』っていうものがありまして」と口火を切った佐久間氏は、「知らない人がいるかもしれないので説明すると、『LIFE』っていうアルバムは1994年8月31日に出た小沢健二さんのセカンドアルバムなんですよ」と語っていく。 「音楽雑誌の『ミュージック・マガジン』が発表した“90年代の邦楽アルバム・ベスト100”で1位にも選出されてて、チャートトップに1年半以上も入ってたみたい。そんな名盤なんですけど」と続け、「30周年の『LIFE』を再現するライブっていうのがあったんですよ」と今回の小沢健二「LIFE再現ライブ」の趣旨を説明した。 「1989年、僕が中2かな? のときにフリッパーズ・ギター(小沢健二、小山田圭吾らによって結成されたバンド)ってデビューしたんですね。僕は地方、(福島県)いわき(市)に住んでいたんだけど、すぐに夢中になってね」と小沢健二に関する思い出を振り返っていく。 そんな中高生時代に大好きだった小沢健二が、セカンドアルバム「LIFE」を発売した当時は、大学1年生になっていたという佐久間氏。だが、大都会・東京に馴染めない生活を送っており、夏休みの1カ月間は地元・いわき市に帰省していたことを明かす。そして、そろそろ東京に戻らなければいけないタイミングで同アルバムが発売され、地元のCDショップで即購入。それを東京に帰る電車で聴いていたのを覚えていると話す佐久間氏は、「衝撃を受けて」と当時の心境を語る。 「後半に『ぼくらが旅に出る理由』っていう曲があって」と口にする佐久間氏は、「それを東京に向かう電車の中で聴いちゃって、あまりに響いて…。この歌、俺のことじゃん!? みたいな気持ちになってて。その曲ばっかり何回もループして聴いてた」と思い返した。 そんな大好きな小沢健二かつ30年前の思い出が詰まったアルバム「LIFE」のライブに、紆余曲折ありつつも行けたという佐久間氏は、「関係者席でもね、ただ座って聴いてるだけの人は一人もいなかったね。本当にそういう素敵なライブで」とコメント。「武道館でこんなに大合唱が起きるのってオアシスのライブ以来よ。あとミスチル(Mr.Children)の『innocent world』のときだけ。そのときぐらいのコール&レスポンスで、みんな大合唱で歌うから、ああ良いライブだなって思って」と感慨深げに呟いた。 そんな「素晴らしいライブが終わったあと、『関係者のご挨拶どうですか?』って言ってくださって。だいたい武道館クラスのライブってさ、みんながいるところに主役の方がポンと来て挨拶して終わるじゃん?」と思っていたため、挨拶にも参加の意思を示したという。だが、佐久間氏の予想とは違い、「そうじゃなくて、一組ずつ楽屋を訪ねる形式で、ご挨拶をする。だからご挨拶をする人もすごく少なかった。嘘だろ…って思うじゃん」と想像と違い、個別jで小沢と対面する形式に内心焦っていたことを明かす。 「急に緊張し始めて、順番が来てさ。緊張し過ぎたから、外で軽くご挨拶してもうすぐ帰ろうって思ったら、小沢さんの楽屋からスチャダラパーのBoseさんが出て来られて」と知り合いであるBoseと出会したて、安堵したことを打ち明ける。そのまま「Boseさんに楽屋に押されて、そしたらそこに小沢さんがいらっしゃって」と続けた。 「Boseさんが『佐久間さん』って紹介してくださったら、小沢さんが『あ! 佐久間さん、やっと会えましたね。よくいろんな方から佐久間さんのこと聞いてたんですよ。好きでいてくださってありがとうございます。僕はいろんなものを見る方じゃないから…』って言ってくださったときに、小沢さんが(僕のことを)知らないのは全然いい、ただこれはもう思いの丈を言うしかないと思って」とついに学生時代からの憧れであった小沢と対面できたことへの喜びが炸裂。 「もうサラサラっとね。『いや、大丈夫です。僕はずっとあなたの曲に支えられてきて、今日も素晴らしいライブだったんで、ありがとうございました。本当にありがとうございました!』って言って。緊張し過ぎて早口になって小沢さんには聞こえなかったと思うんだ…」と当時の早口を再現し、豪快に笑う佐久間氏。 「帰ろうと思ったら、小沢さんが『佐久間さん、うれしい。ハグしましょう!』って」と小沢からのまさかの提案に驚いたと口にし、「ハグ!? 小沢健二とハグ!? って思って。そもそもハグってあんまりしたことないじゃん? だから、よく分からなくて最終的に多分小沢さんの想像の5倍ぐらいの力でハグしちゃって…小沢さんがびっくりするみたいな(笑)。大男が急にハグしたから」と恥ずかしそうにしつつもうれしさを滲ませていた。 ■「俺たちが見たかった平子、久しぶりに見れる」 イチナナ限定アフタートークでは、「オドオド×ハラハラ」(フジテレビ系)についての話題に花を咲かせる佐久間氏。「『オドハラ』の最終回の企画を撮ったんですよ」と口にすると、「最終回とか関係なく新企画を2本撮ったんですけど。俺の企画じゃないんだけど、面白くて」と声を弾ませる。 その新企画の概要をざっくりと説明した佐久間氏は、「三谷(幸喜)さんが、ある回で(アルコ&ピース)平子(祐希)をコテンパにするっていう」と楽しそうに話し、「めちゃくちゃ良かった平子が三谷さんにひっくり返される瞬間が見れるので、そのときの平子の顔を見てほしい」とはしゃぐ。その平子の姿を思い出したのか佐久間氏は「俺たちが見たかった平子、久しぶりに見れる」と爆笑していた。 配信画面には、深夜3時過ぎにも関わらず、リスナーから「オザケン愛に溢れる佐久間さん!」「佐久間さんの青春時代をお裾分けしてもらったような感じ」「オザケンの話エモすぎる…」等のさまざまな温かいコメントが寄せられた。