【写真：Getty Images】

　AFC U-23アジアカップ カタール2024のグループリーグ最終節で、U-23日本代表とU-23韓国代表が対戦する。強烈なライバル関係がある日韓の代表チームで、市場価値が高いのは誰なのか。パリ五輪を目指す両国の市場価値を、ランキング形式で順位ごとに紹介する。※市場価値は4月20日時点の『transfermarkt』を参照、金額が並んだ場合はサイトに準拠。

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7位：藤尾翔太（U-23日本代表） 生年月日：2001年5月2日（22歳） 市場価値：75万ユーロ（約1億500万円） 所属クラブ：FC町田ゼルビア 2024リーグ戦成績：7試合3得点1アシスト 　セレッソ大阪の下部組織で育った藤尾翔太は、2020年にトップチームに昇格した。しかし、分厚い選手層に阻まれて出場機会は増えず、期限付き移籍で経験を積むキャリアが始まっている。 　J2の水戸ホーリーホックと徳島ヴォルティスで経験を重ねた藤尾は、2023シーズンに加入したFC町田ゼルビアでブレイクした。J2開幕当初はベンチスタートが多かったものの、次第にチームで存在感を強めて出番を増やし、最終的に8得点2アシストを記録してJ1昇格に貢献している。 　市場価値は、昨年6月に60万ユーロ（約8400万円）だったが、2023シーズンの活躍を受けて、現在は75万ユーロ（約1億500万円）となっている。2024シーズンはJ1で良いスタートを切っており、さらなる上昇が見込める状況だ。 　センターフォワードでもウイングでもプレーできる藤尾は、U-23日本代表にとっても欠かせない選手の1人と言えるだろう。3月のU-23マリ代表戦でも、AFC U-23アジアカップ カタール2024第2戦のU-23UAE代表戦でも、フィジカルの強さを活かしたボールキープで巧みなポストプレーを繰り返し、攻撃のアクセントになっていた。直接的な得点関与がないことは、本人としても納得していないところかもしれないが、このパフォーマンスを継続すれば、いずれ結果はついてくるのではないだろうか。