24年度はロケットが8機も 「H3」3機や「イプシロンS」初号機など鹿児島の2射場から打ち上げへ
鹿児島県宇宙開発促進協議会の総会が27日、鹿児島市であり、2024年度に新型基幹ロケット「H3」3機や小型固体燃料ロケット「イプシロンS」1機など計8機が県内の2つの射場から打ち上げられる予定との報告があった。昨年7月、燃焼試験中に爆発したイプシロンSの2段目エンジンの再試験について、種子島宇宙センター(南種子町)で夏に実施予定であることも明かされた。 【動画】ごう音を響かせ上昇するH3ロケット2号機
宇宙航空研究開発機構(JAXA)鹿児島宇宙センターの若松武史管理課長が説明した。種子島で予定されている打ち上げはH3の3、4、5号機とH2Aの49、50号機。H2Aは50号機で終了となる見込み。内之浦宇宙空間観測所(肝付町)では、イプシロンSの初号機と観測ロケット2機が計画されている。 総会には、関係する自治体の首長ら30人が参加。射場周辺の産業集積を進めるための財政措置などを国やJAXAに求める要望書も承認した。
南日本新聞 | 鹿児島