ラグビー日本代表、カナダ遠征参加の35人発表 エディーHCは体操3冠の岡慎之助から強化のヒント得る
日本ラグビー協会は7日、パシフィックネーションズカップ初戦のカナダ戦(25日、バンクーバー)に臨む日本代表カナダ遠征参加メンバー35人を発表した。エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(64)は「現状参加可能な中から一番いいメンバーを選んだ。今後に関してはもう少しボールを大切に扱うことが肝となる」と意気込んだ。 6~7月のテストマッチは、若手やキャップ数が少ない選手を積極的に起用したが3連敗。エディーHCは今期間を「日本ラグビー再建のステージ2」と位置づけた。休養のリーチ(BL東京)、移籍の斎藤直人(トゥールーズ)らがメンバーから外れ、ノンキャップの7人を初選出。20キャップ以上は4人のみとなり「これが日本ラグビーの現状。前回のW杯から変わらないといけないのが明らか。若手の育成に投資をするべき時間。全員それぞれの強みを生かしたプレーを期待している」と話した。 また、パリ五輪の体操男子で金3銅1の4つのメダルを獲得した岡慎之助(徳洲会)の試合から、代表強化のヒントを得たという。「解説が基礎の動きがとてもいいから、良いパフォーマンスができていると言っていたのが印象に残っている。キャッチパス、ハンドリングミスを減らすことなど、基礎的なものを丁寧に徹底的に。根気よく詰めていきたい」と話した。 前回主将を務めたリーチが不在となり、選手全員が合流後に今回の主将を決める予定だと明かしたエディーHC。続けて「バレーボールの石川はとてもいいキャプテンを務めていた」と再び五輪の話題に。「でも石川はラグビーはできるかどうかちょっと分からないね」とジョーク交じりに語った。 【日本代表宮崎合宿及びカナダ遠征参加メンバー】 〈FW19人〉 岡部崇人(横浜) 三浦昌悟(トヨタ) 茂原隆由(静岡) 坂手淳史(埼玉) 原田衛(BL東京) 松岡賢太(神戸) 木津悠輔(トヨタ) 竹内柊平(浦安) 為房慶次朗(東京ベイ) エピネリ・ウルイヴァイティ(相模原) 桑野詠真(静岡) サナイラ・ワクァ(花園) ワーナー・ディアンズ(BL東京) サウマキ・アマナキ(神戸) 下川甲嗣(東京SG) ティエナン・コストリー(神戸) アイザイア・マプスア(トヨタ) 山本凱(東京SG) ファウルア・マキシ(東京ベイ) 〈BK16人〉 小山大輝(埼玉) 藤原忍(東京ベイ) 村田大和(京産大) 松田力也(トヨタ) 李承信(神戸) 海老沢琥珀(明大) 根塚洸雅(東京ベイ) 立川理道(東京ベイ) サミソニ・トゥア(浦安) 長田智希(埼玉) ニコラス・マクカラン(トヨタ) ディラン・ライリー(埼玉) マロ・ツイタマ(静岡) ジョネ・ナイカブラ(BL東京) 矢崎由高(早大) 山沢拓也(埼玉) 〈リハビリ組1人〉 ファカタヴァ・アマト(BR東京)