カニエ・ウェスト、破産の危機? 先取特権を申請される
昨年末、マリブに所有している自宅を売りに出したカニエ・ウェスト。この家の改築を請け負い、住み込みの管理人としても働いていたトニー・サクソンの弁護士が、カニエに対する先取特権を申請したことが明らかになった。先取特権とは債務者、つまりこの場合はカニエに破産の恐れがある場合などに優先的に借金を返してもらう権利のこと。 【写真】キム・カーダシアン?ビアンカ・センソリ? カニエ・ウエスト妻&元妻がそっくりな瞬間32連発
サクソンは昨年9月にカニエを賃金の未払いで提訴。100万ドル(1.4億円)以上が支払われていないそう。さらに1日16時間働かされ、断熱材が見えている床で寝ることを強要されたと主張している。また問題になっているマリブの家に火災の危険があると指摘、家の電気系統を変えるようにカニエに提案したところ解雇されたとか。カニエはサクソンの主張を全面的に否定している。
サクソンの弁護士曰く「カニエが金銭的な問題を抱えていることは周知の事実だ。彼が完全に破産する前に、サクソンに払うべき100万ドル以上を支払うための資金があるかどうかを確認したい」。カニエの家を買う人はまずサクソンと取引をしなくてはならないとコメント、家が売れた場合にはまずサクソンに金が支払われるべきだと主張している。
ちなみにカニエは不動産系リアリティ番組「セリング・サンセット」のジェイソン・オッペンハイムに依頼して家を売りに出している。希望価格は5,300万ドル(約77億円)。2021年に買ったときの価格より400万ドル(約5.8億円)も値引いているが、家には今ドアも窓も水道設備もなく、電気も通っていないという。人種差別発言などでブランドとの契約を打ち切られ、芸能生活そのものもピンチだと言われているカニエ。無事に売却してこの危機を乗り切れるのか注目が集まっている。