芦澤と皇治がまたも大乱闘、皇治が前蹴り、芦澤がパンチと大荒れに

　2024年5月24日（金）都内にて記者会見が行われ、7月28日（日）さいたまスーパーアリーナ『超RIZIN.3』の追加対戦カードが発表された。 【写真】大乱闘の両者を大勢のスタッフが止めに入る 　バンタム級（-61.0kg）5分3Rで、芦澤竜誠（フリー）vs.皇治（TEAM ONE）の再戦が決定。 　芦澤はK-1で活躍。2018年6月の第2代K-1スーパー・フェザー級王座決定トーナメントで第3位に輝き、9月には小澤海斗に勝利。スーパー・フェザー級に階級を上げて臨んだ2019年6月に大岩龍矢に敗れて引退を表明したが、2020年9月のK-1 DX「芦澤竜誠を殴りたいやつ、大募集」で現役復帰を宣言。2021年9月にはかつて敗れた卜部弘嵩と約3年ぶりに再戦し、リベンジに成功した。2022年6月19日の『THE MATCH 2022』にてRISEのYA-MANとオープンフィンガーグローブマッチで激突もKO負け。 　12月にK-1との契約満了を発表すると大晦日にRIZIN参戦を表明。2023年4月、因縁の皇治に判定勝ちするとキックは引退。大晦日にMMAデビュー戦を行ったが、太田忍に初回TKO負けを喫した。 　皇治はK-1で活躍後、RIZINに移籍して2020年9月に那須川天心に判定負け。2021年大晦日のYA-MANに判定負け後、2022年3月に梅野源治に判定勝ち。2022年5月にはHEATでダウサコンにスプリット判定勝ち。2022年9月と11月にはボクシングルールのエキシビションを行い、約1年ぶりとなった2023年4月のキックルールでは芦澤竜誠に判定2-1で敗れた。試合後には引退を宣言したが、MMAファイターとして復帰。大晦日に三浦孝太を2RでTKOし、白星デビューを飾った。 　会見ではまず皇治が「ちょうど1年前恥かいたので、4万人くらいの大きな会場でボコボコにして恥をかかせ返してやろうと思っています。ほんで斜め後ろのはげちゃびん（YA-MAN）もしばいたろと思って。MMAでやり返せたらいいなと思っています」と、芦澤とYA-MANへのリベンジを誓う。 　次に芦澤は「今アイツなんて言った？ 分かんなかったんだけど、あまり。でか、ここで言おうと思ってたんだけど、これやる必要ないだろ。このMMAでの皇治再戦やる必要ないだろ。1年前に俺が皇治と大阪のメインイベントで勝っているんだから。で、大晦日で俺と皇治がデビューして、俺は太田忍に負けてコイツは三浦孝太に勝っただけでしょ。で、なんで俺らがもう1回ここで再戦になんのかなって思ってる。なんでこれやる必要あんの？」と、超RIZINでやる必要はないと言い放つ。 　皇治が「お前、強いヤツに挑んでカッコええ戦いしたのはええけど、2秒で意識不明になっただけやんけ」と言うと、芦澤は「俺、挑戦してんだろ」と答え、皇治は「そんなもんな、俺は100年前からやっとるわ」と言い返す。 　ここから両者ヒートアップ。お互いに「黙れ」と言い合い、芦澤は「俺がやらねえと言ったらやらねえんだよ。MMAで泣かせたいのか、俺をボコボコにしたいのかどっちだよ。俺を泣かせたいのか、4万人の前で」と皇治に問うと、皇治は「そうや」と返答。 　すると芦澤は「だったらベアナックルでやろうぜ」とベアナックルファイトで再戦しようと提案する。皇治が「お前ビビっとんのか。お前がMMAやる言うたからMMAに来たんや」と苦笑すると、芦澤は「ベアナックルでやろうぜ。お前とは喧嘩してえわ。お前とはベアナックル以外でやらないわ。終わり」と、ベアナックル以外では戦わないと宣言。 　皇治が「ビビっとんのか」と言うと、芦澤が立ち上がり「来い、ぶん殴ってやるから」と挑発。皇治も立ち上がって怒りの表情で「お前が来い」と言い合う。 　そこで皇治が芦澤に前蹴りを見舞い、怒り狂った芦澤がダッシュして皇治の顔面へパンチを見舞いに行く大乱闘となり、会見場は騒然となった。 　引きはがされた芦澤は「ベアナックルでやらせろ。あんなヤツとMMAでやってもしょうがねえだろ。超RIZINで俺と皇治のMMAの試合見てえのか。見たくねえだろ。MMA素人同士の試合を見たくないだろ。そんなの大阪かどっかでやればいいんだよ。俺は今回盛り上げてえんだよ。べアナックルで盛り上げようぜ」と、超RIZINにこの2人がMMAで戦うのはふさわしくない、ベアナックルルールで戦おうという。 　皇治は「泣きそうになってるやないか。なんやコラ、その軽いパンチ、ボケ。MMAでやったらええやろ、ビビってんのかお前。ハナクソパンチやな、ほんまに」と、あくまでもMMAの試合で再戦しようと主張した。 　ここでエキサイトした芦澤が机の前から回り込み、皇治に襲い掛かりそうになる。スタッフが止めに入り、両者を控室へ連れて行くという異常事態となった。 　榊原信行RIZIN CEOは「これ、大変なことになりそうだね。あの、そういうことも含めてお祭りにしたいと思います。発表したけれど当日どうなるか。しっかり調整して皆さんにこのカードを成立させるべく最終調整にいろいろ動いてみたいと思いますので。トップアスリート同士の舞台でありたいと思っています。なので、あの2人は感情がいろいろあると思いますが、2人ともしっかり話して当日へ向けて整えて行きたいと思います」と、2人の試合を成立させるために話し合うとした。