『鬼滅の刃』もし、炭治郎が柱になったら? 「水柱」「日柱」…それ以外の可能性も
炭治郎の柱名候補は?
さて、炭治郎の場合、彼の育手は元水柱の鱗滝であり、初期には水の呼吸の技を使っていましたが、日輪刀は水の呼吸の適性を表す青色ではなく、黒色でした。炭治郎自身も、水の呼吸よりもヒノカミ神楽のほうが自分には合っていると判断しています。そのため、「頭カチコチ少年」の炭治郎が水柱を名乗ることはないでしょう。 続いて、炭治郎が使う「ヒノカミ神楽」と「耳飾り」にも柱としての名称のヒントがあります。これらを竈門家にもたらしたのは、単独で無惨を窮地に追い込んだ「始まりの呼吸(=日の呼吸)」の剣士」である「継国縁壱」でした。この「日の呼吸」から考えられるのは、「日柱」です。 ヒノカミ神楽には合計12種類もの技の名称があるなかで「日」の文字が使われたものは「烈日紅鏡」「幻日虹」「日暈の龍・頭舞い」でした。しかし、もっとも多く使われているのは「灼骨炎陽」「陽華突」「飛輪陽炎」「斜陽転身」と、「陽」の文字です。このことから、「陽柱」(ひばしら、ようばしら)こそ最適なのではないでしょうか? 「陽柱」を推す理由はほかにもあります。ひとつは、竈門家に伝わる耳飾りの図柄が太陽であることです。そして、縁壱の双子の兄であり、のちに「上弦の壱」の「黒死牟」となった「継国巌勝」が縁壱のことを「全てを焼き尽くす程 強烈で鮮烈な太陽の如き者」と称していたことも、「日の呼吸の使い手」と「太陽」のつながりのひとつといえるでしょう。 これらにより、もし炭治郎が柱になったら、「日の呼吸」からの「日柱(ひばしら、にちばしら)」、あるいは「陽柱(ひばしら、ようばしら)」となるのではないでしょうか。 最終回(2024年6月30日放送)の放送を待つばかりとなった「柱稽古編」では、一般隊士たちとの差が際立った炭治郎の今後の活躍に期待が募ります。 ※煉獄の「煉」は「火+東」が正しい表記 ※禰豆子の「禰」は「ネ」+「爾」が正しい表記
山田晃子