<万里一空・彦根総合23センバツ>選手紹介/13 /滋賀
◇角度のある右腕 宮川悠雅選手(2年) 180センチの高身長を生かして上から角度のある球を投げ降ろす右腕。ベンチ入りはまだないが、決め球のフォークの精度を高めようと練習に励む。 「階段での走り込みなど練習はしんどい」と話すが、親友の山崎生武斗(いぶと)選手(1年)との帰り道が楽しみの一つだ。同じ電車で野球以外の何気ない会話が弾む。趣味はユーチューブで野球関連の動画を見ることだ。 甲子園に向け「もしベンチ外でも、スタンドから日本一の応援をする」と意気込む。 ◇積極走塁持ち味 森亮太選手(2年) 俊足を生かした積極的走塁が持ち味だ。昨春の県大会では浅い外野フライで三塁からタッチアップし、1点をもぎ取った。昨秋の近畿大会で大阪桐蔭が見せた一打の間に二つの進塁を目指す「一打二進」を身に付けることに力を入れる。 歌がうまく、練習がない日はカラオケで熱唱する。仲間から「モーリー」の愛称で親しまれる。北野力顧問の印象は「野球小僧」。どんなに寒くても常に半袖で練習に臨むモーリーは「野球をすれば温まる」と笑顔だ。 ◇応援団長抜てき 吉田悠人選手(2年) 緩いカーブと直球の組み合わせで打者を惑わせる技巧派投手。1年の夏以降、ベンチ入りはないが、得意のカーブでストライクが取れるように励む。 優しく真面目な好青年。投手陣のリーダー役で、厳しい練習の時も声を張り上げる。近畿大会では応援団長に抜てきされ、夜遅くまで考えた振り付けや掛け声でグラウンドの選手らを鼓舞した。 「甲子園で投げたいが、かなわなくても迫力ある面白い応援でスタンドを盛り上げたい」と意気込む。