G1・4勝メイショウサムソン死す 死因は「心不全」10月末にがんの診断 現所有者の沼田恭子氏コメント
06年に皐月賞、ダービーの2冠を達成したメイショウサムソン(牡、父オペラハウス)が26日朝、心不全のため死んだ。21歳だった。同日、引退馬協会が発表した。ジャパン・スタッドブック・インターナショナル(JAIRS)は同日、現所有者の認定NPO法人引退馬協会の代表理事・沼田恭子氏のコメントを伝えた。 通算27戦9勝、うちG1・4勝。06年に皐月賞、ダービーを優勝。翌07年に天皇賞・春秋制覇を成し遂げた。08年には凱旋門賞(10着)にも挑戦した。 現所有者の沼田氏は、「10月末に癌の確定診断を受けてから治療療養に専念してきましたが、この度心不全にて永眠いたしました」と死因を発表。 「サムソンは治療にも大変協力的で、無駄な行動はしない大変頭の良い馬でした。癌の進行により辛かったと思いますが、クラシック二冠、春秋天皇賞制覇とG1を4勝、大舞台で活躍を続けた不屈の精神力で果敢に病と闘ってくれました。前日まで、大好きな青草やニンジンを口にしていました。最期は安らかな旅立ちで安堵しています」と説明し「ご支援いただいた皆さま、牧場スタッフ、医療スタッフの皆さまに心より御礼申し上げます」と感謝を伝えた。