テレ朝社長、7月の放送トラブルは「総務省から重大事故と認定され報告書を提出」
テレビ朝日の篠塚浩社長が24日、東京・六本木の同局で定例会見を行い、7月23日午後10時半から午前0時にかけCMが放送できないトラブルが発生したことについて言及した。 原因については完成した素材を送り出す「マスター」に不具合が生じたためと明かしており、「マスター機器の故障で、機器に関しては交換して、現状何も問題なく放送を継続しています。機器の故障の原因はメーカーと精査しているのですが、大変高度に専門的で複雑な技術なので、検証には時間がかかっている」と報告。 放送法では、重大な事故などが起きた際には、原因を総務大臣に報告することが定められており、総務省からの行政指導などに関しては「BS朝日に関しては番組にも影響があったということで、総務省から重大事故と認定され、定められた期限までに報告書を提出しています」と説明した。 また、スポンサーへの補償については「個別の取引になりますのでここでは控えさせていただきます」と明かすにとどめた。
