FFGが2期ぶり増益 中間連結決算 コア業務純益の増加主因に
十八親和銀行(長崎市)などを傘下に持つ、ふくおかフィナンシャルグループ(FFG、福岡市)が11日発表した2024年9月中間連結決算は、純利益が前年同期比29・4%増の391億8千万円だった。本業のもうけを示すコア業務純益の増加を主因に2期ぶりの増益となった。 コア業務純益は同14・8%増の586億9600万円。中間期として過去最高を更新した。貸出金利息など資金利益が増え、投資信託の販売も好調だった。貸出金利回りは市場金利連動分を中心に改善し、長く縮小が続いてきた利ざやは反転した。 記者会見した五島久社長は「本業の増加が純利益につながった好調な決算だった」と述べた。 25年3月期の業績予想は、上期の業績を踏まえて純利益を従来予想比35億円増の720億円に上方修正した。