福島第一原発燃料デブリ 14日から本格分析(福島)
福島放送
福島第一原発2号機から取り出され、国の分析施設に運び込まれた燃料デブリは、14日から本格的な分析が始まります。 福島第一原発2号機から取り出された約0・7gの燃料デブリは、12日、原発事故後、初めて敷地の外に出され、JAEA=日本原子力研究開発機構の大洗研究所に運び込まれました。 JAEAによりますと、13日は容器からデブリを取り出すなどの準備作業を進め、14日、コンクリートで覆われた放射線を遮る作業スペースで、本格的な分析を始めるということです。 はじめに非破壊分析が遠隔で行われ、電子顕微鏡などを使って、デブリの密度や放射線量を調べます。 その後はデブリを切り分け、4つの施設で詳細な分析を行い、1年ほどかけて結果をまとめる計画です。 東京電力はJAEAと協議したうえで、分析結果がまとまり次第、公表するとしています。