新時代の親戚との付き合い方。婚活中の女性は、嫁姑問題を心配しすぎなくても大丈夫なワケ
令和時代の親戚との付き合い方
こんにちは、恋愛・結婚アドバイザーの植草美幸です。 彼と結婚して一緒になりたいけど、「面倒な親戚付き合いはしたくない」と思っている女性は少なくありません。私のラジオのリスナーには既婚者も多いのですが、夫婦問題のほかにも親戚付き合いの相談を受けたり、また婚活の現場でも、封建時代を引きずったレトロすぎる嫁姑問題や、人権意識に欠けた義父・義母の発言に耳を疑うこともあったりします。 【漫画で見る】「理想の相手と出会えない」と嘆く人の部屋は汚い!? しかし、例外的に酷い義両親や親戚の問題は確かにあるとはいえ、今の時代、必要以上に恐れなくてもよいと考えます。婚活では、ある程度の親族のお人柄の見極めは婚姻前にすることが主流ですし、時代背景を考えても昔と今では大きなギャップがあるからです。 まず、背景として「女性は結婚すると男性の家に入る」という家制度の問題があります。制度としてはもう無くなっているものの、意識の中に残っているのです。とはいえ、代々続く稼業や農地を守る家ならまだしも、親世代もサラリーマン家庭が中心の今、そういった意識は年々薄れてきているといえるでしょう。 現在は妻となる女性にも男性同等の社会人経験があり、夫となる男性もひとりでは家計を支えられない時代に突入しています。すると、昭和時代以前のような「嫁を“食わせてやる”」という考えがいかに時代錯誤かわかるはずです。専業主婦が主流だった親世代の一部には、まだそういう慣習が残っていて辛い思いをされた人もいらっしゃるかもしれません。でも、今は「氏を守る」よりも一個人の幸せを重視する時代ですよね。 結婚をご縁と捉え、義理両親や親戚とはベッタリでも疎遠でもなく、お互い良好な関係を築けたら、人生は一層豊かになるはずです。
同居がいやだから「長男NG」はもう古い!
関連して、婚活している女性の中には「長男はNG」という人がいます。理由を聞くと「長男だと実家に嫁ぐことになる。男性の親と同居したくない」などが挙がります。 しかし、現実には現在の20~30代の父親は、ほとんどがサラリーマン。前述の通り、子どもに引き継ぐものは住宅やお墓くらいというご家庭が多いので、実は長男でも次男でも大きな差はないのです。「長男かどうか」よりも、実家の稼業や持ち家、土地の状況、親と同居の可否を確認したほうが正しく判断できるでしょう。「長男と結婚すると義両親同居」と思い込むのは、もう時代錯誤かもしれませんね。