バスケ赤穂、五輪へ自信 震災半年「明るいニュースを」 都内で代表合宿公開
パリ五輪に臨むバスケットボール女子日本代表は30日、東京・北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで強化合宿を公開し、七尾市出身の赤穂ひまわり(25)=デンソー=は「まずはメンバーに入れてほっとした。残りの1カ月で気持ちを切り替えてクオリティーを上げる」と意気込んだ。 赤穂らは、体格の大きな外国人選手との試合を想定し、現役の男子大学生を相手に攻撃や守備の動きを確認した。合間にはチームメートと談笑し、リラックスした表情も浮かべた。 赤穂は東京五輪で銀メダルを獲得し「五輪はいいイメージしかない」と自信をのぞかせる。前回大会はコロナ禍で無観客だったことから「観客が入った五輪がどんな感じなのか想像するだけで楽しみ」と話した。 1日で能登半島地震から半年。被災地に向けて「結果を残すことで少しでも明るいニュースを届けたい」と改めて語った。 恩塚亨監督は赤穂について「リバウンド能力が非常に高い。オールラウンダーとして期待している」と評価。東京五輪で主将を務めた高田真希(34)=デンソー=も複数のポジションをこなせる点を魅力に挙げ「日本が弱いとされるリバウンドを負けないように2人でやりたい」と力を込めた。