“冬の使者”マガンやハクチョウ21万羽以上の飛来を確認 今シーズン初の調査〈宮城〉
仙台放送
11月7日は二十四節季のひとつ「立冬」です。冬本番を前に、宮城県内では今シーズン最初の「渡り鳥の生息調査」が一斉に行われました。 冬の渡り鳥の生息調査は毎シーズン、11月から3月にかけて3回行われます。今シーズン最初となる7日は、県内約500カ所で実施され、そのうちの一つ、国内最大級の渡り鳥の飛来地として知られる「伊豆沼」では午前5時半過ぎから、調査員が水面を飛び立つマガンなどの数を数えました。 今シーズンの初飛来はマガンが去年よりも1日早く、ハクチョウが去年より3日遅くなり、調査の結果、去年より3万2932羽少ない21万411羽の渡り鳥が確認されたということです。 宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団 嶋田哲郎研究室長 「ここは伊豆沼というねぐらも安定しているし、周りには農地がいっぱいある。そこで十分食べて栄養をつけて、冬を過ごしてほしいと思っています」 これから本格的な冬に向けて渡り鳥は徐々に増えていき、来年1月にピークを迎えるということです。
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