音楽やパフォーマンスがあふれるまちへ 神戸市がアーティストらにスペース提供 次代の演者に門戸開く
神戸市は、市民はもちろん、旅行などで来訪する人にもまちを楽しんでもらおうと、市公認のオープンスペースをアーティストらに提供し、まちを盛り上げる取り組みを行っています。 【写真】メリケンパークでのパフォーマンスのようす 神戸のパフォーマーやアーティストが公演を披露する「KOBEまちなかパフォーマンス」。市の中心地である三宮エリアなどで、パフォーマンスができる市公認の会場を設け、一定の審査を通過したアーティストがパフォーマンスを日常的に繰り広げるというものです。7月より本格的にスタートしました。 この取り組みのきっかけとなったのは、コロナ禍で行われた「まちなかアート事業」。神戸のプロアーティストが屋外でパフォーマンスすることでリスクを減らし、市民が芸術を体感することができました。こうした実績や反響から、ポストコロナにおいても日常的にまちなかでパフォーマンスができるよう「KOBE まちなかパフォーマンス」が創設されました。 神戸市内の公認会場は試行実施中の2会場を合わせると、市内全域で9か所。三宮中央通りに隣接している広場「三宮プラッツ」や、メリケンパーク(BE KOBEモニュメント西側エリア)、神戸阪急グランパティオ(本館2階山側入口前の広場)といった三宮・元町周辺だけでなく、妙法寺駅前広場(須磨区)や西神中央駅前のプレンティ広場(西区)など地下鉄沿線上にも多くの公認会場が設けられています。今後も駅近など人通りが多い場所を公認会場として、アーティストが活躍できる場所を増やしていくそうです。 3月末に阪急神戸三宮駅の北側に面する「サンキタ通り」で、第1期登録アーティストとして発表された49組がプレイベントを実施し、4月21日の神戸まつりでこの活動がスタート。5~6月の試行期間を経て、7月から本格的に各公認会場で登録アーティストによるパフォーマンスが行われています。 アーティストは音楽、大道芸、ダンス、伝統芸能などさまざまで、書類審査とオーディションを経て、49組のアーティストが登録アーティストとなり、来年3月までの活動が決まっています。 第2期のアーティストの募集は9月ごろの見込み。前回の募集同様、音楽(弾き語り、バンド、アカペラ、その他の音楽演奏など)、ダンス、大道芸、演劇、伝統芸能、ライブアートなど、ジャンルを問わず募集予定で、一定の要件を満たせば、市外に住む人も応募が可能。詳細が決まり次第、神戸市のホームページや「KOBEまちなかパフォーマンス」の公式ホームページで発表されます。 駅前空間のリノベーションや三宮再整備等によって、これからより大きく変化する神戸のまち。「公認の場所を設け、市民や神戸にやってきた人が、神戸のまちなかで気軽にアーティストのパフォーマンスを楽しむことができ、アーティストにとっても新たなファンとつながることのできる魅力的な制度を目指したい。公認会場も増やしていきたいので、ぜひ手をあげてほしい」と、神戸市文化スポーツ局文化交流課の前田憲一さんは話していました。 【KOBEまちなかパフォーマンス公認会場】 ・三宮プラッツ ・神戸阪急グランパティオ(本館2階山側入口前) ・メリケンパーク(BE KOBEモニュメント西側エリア) ・妙法寺駅前広場 ・ユニバードーム(学園都市駅前) ・光の広場(西神南駅前) ・プレンティ広場(西神中央駅前) ・スペースシアター(神戸ハーバーランド)※試行期間中 ・道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク大沢 音楽堂前 ※試行期間中 ※ラジオ関西『サンデー神戸』より
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