鈴木誠也、2安打2四球で今季最多4出塁「打撃は全く問題ない」と地元メディア wRC+はキャリアハイ
◇4日(日本時間5日)MLB カブス10―2フィリーズ(シカゴ) カブスの鈴木誠也外野手(29)は米国独立記念日の4日、地元で行われたフィリーズ戦で3打数2安打、2四球。ともに今季最多となる4出塁、3得点でチームの勝利に貢献した。 4回無死一塁の第2打席。リーグ2位の防御率2・41を誇る左腕・サンチェスの153キロ外角シンカーを逆らわないスイングで捉えた打球は、広く空いた一、二塁間を真っ二つ。初速175キロの弾丸ライナーがあっという間に右前へ到達した。5回は一転して詰まったゴロが三塁への内野安打となった。 足でも魅了した。2回はこの日1つ目の四球を選ぶと、二進後にスタート。今季8盗塁目の三盗を決め、新人だった2022年にマークしたメジャー自己記録の9盗塁に早くもリーチをかけた。7回も四球を選び、4出塁は7度あった3出塁を抜く今季最多となった。 地元メディアの米ザ・カムバックは「鈴木誠也のwRC+(リーグ平均を100で換算した得点創出力)126は昨季のキャリアハイに並んだ。マイケル・ブッシュは130、イアン・ハップは129。この3人に関しては、打撃は全く問題ない」と報じた。 ちなみに、データサイトのファングラフスによれば、wRC+のメジャートップはアーロン・ジャッジ(ヤンキース)の「216」で、これにナ・リーグトップの大谷翔平(ドジャース)が「189」で続いている。 (写真はAP)
中日スポーツ