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アメリカのマサチューセッツ州のある中学校で、異例の23組の双子が同時に卒業。彼らは卒業した454人うちの10分の1を占めているという。

アメリカ・双子の出生数の3倍以上

「通常双子は5組から10組なのですが、23組というのはあり得ないことです！」マサチューセッツ州・ニーダムにあるポラード中学校の校長を務めるタマサ・ビッボさんはこのように語る。この街では、12人の双子たちが幼児の頃から一緒に育ってきた。全米健康統計センターによると、アメリカでの双子の出生数は約3％であり、ポラード中学校の高学年にいる双子の数は予想される数の3倍以上。 6月上旬に行われた卒業式の集合写真や、式の様子を捉えた映像には、見た目がそっくりな生徒が卒業証書をもちカメラに笑顔を向ける姿が映されている。 ビッボさんはメディアの取材に対し、下記のように答えた。「素晴らしい一日でした。生徒たちのスピーチは心に響くもので、中学生活の素晴らしい締めくくりとなりました。偶然には本当に驚かされます。どの学年も双子の数は多いのですが、これは驚くべき、歴史的な数です」

双子をどうやって見分けていたのか？

23組の双子たちを他の生徒や教師はすぐに見分けられるのか？地元メディアによると、外見がそっくりな一卵性双生児は10組ほどいるそうだ。親しい友人でさえも二人を見分けるのに苦労することがあるという。 そのため、一卵性双生児のカルくんとオーウェンくんは、学校に行く際に必ずカルくんは赤色、オーウェンくんは青の服を着用し、見た目を分けている。「とても不思議な空間だった」とカルくんは中学時代の経験について同メディアに語り、オーウェンくんは、学校に何組の双子がいるのかさえ把握できていなかったという。

2018年にも...44組の双子、ギネス記録に登録

実は、ひとつの学年に何組もの双子がいる学校は他にも報告されている。2018年、 同じ学年に44組もの双子を持つ学校として、アメリカ・シカゴにある高校がギネス世界記録に登録されている。ニュー・トリアー高校2年生のクラスは、44組の双子と1組の三つ子が通っていた。合計すると、2年生のクラスの約10％は双子である。 「この学校では、双子だからといって目立つことはありません」と同校のコミュニケーション・ディレクター、ニキ・ディゾン氏はABCニュースに語り、生徒たちは特別な絆で結ばれていると話した。