事件で盗まれたものと同型の腕時計（提供：大阪府警）

　大阪市中央区でロレックスの腕時計172本を含む200本以上の腕時計が配送車ごと盗まれた事件で、大阪府警は21日、新たに犯行の“指示役”とみられる男2人を逮捕したと発表しました。 　窃盗の疑いで逮捕されたのは、ともに住所・職業不詳の森北健二容疑者（55） と尾崎明彦容疑者（39）です。

逮捕された大西真也容疑者

　この事件は今年5月、大阪市中央区で、ロレックス製の腕時計172本を含む高級腕時計203本、約2億8000万円相当が積まれた配送車が盗まれたものです。 　警察は15日、六代目山口組系組員の大西真也容疑者（52）ら2人を逮捕し、16日には公開手配していた実行犯のリーダー格である村田徹容疑者（52）を新潟県内で逮捕していました。 　

公開手配され、新潟県内で逮捕された村田徹容疑者（提供：大阪府警）

　警察によりますと、これまでに逮捕した3人の携帯電話の履歴などから、森北容疑者らは実行役のメンバーの選定や犯行計画、盗んだ腕時計の処分など具体的な指示を行っていたとみられるということです。 　警察は森北容疑者らの認否を明らかにしていませんが、盗まれたロレックスなどの腕時計の大半は今も見つかっておらず、他にも共犯者がいるとみて調べています。