荒れ果てたごみ山を再生し…“そばの花”咲く映えスポットに 耕作放棄地の復活に取り組む女性に密着
(酒井美代子さん) 「ここは抜け道で、元通学路だったけどみんな目をつむって通るくらいのごみ山だった。みんなここを通らなかったんだけど、最近結構通るようになって。『ここの畑遠くから見てきれいに咲いてるね』って褒めてもらったりとか。映えスポットのコースみたいに、ここを回って豊川稲荷に行くとか、(写真映えする)そば畑のマップをいつか作りたいなって思っていて」 かつて見向きもされなかった耕作放棄地が、白い花でいっぱいの「映えスポット」に。耕作放棄地の復活に、人々の関心が集まることも期待できます。12月になって気温が下がり実が色付くと収穫の時期です。そばの出来栄えは上々でした。 ■豊川市に新たな名物を!地元産を広げる取り組み 2023年の年末、酒井さんは一昨年の収穫分のそばを持って、豊川稲荷の門前にある飲食店「むすび茶屋」を訪れました。実はこの店も、ハッピープロジェクトのメンバーの一員です。持ち込んだそばを使って、初めて試食してみる事に。 (酒井美代子さん) 「豊川産のそばで(店を)やれたら最高だよね」 期間限定商品として、乾麺にしたそばをお土産としても販売しました。すると… (お客さん) 「気になりますね。“豊川産のそば”って食べたことない。おいなりさんとそばと一緒に食べたらおいしそう」 豊川産という言葉に興味を持ち、そばを買ってくれる人たちを見た酒井さんは、今後に期待を寄せます。 (酒井美代子さん) 「そばも豊川稲荷の門前で食べてもらえるなら、生産者も増えるかもしれない。山の方がそば畑でいっぱいになるかもしれない」 荒れ果てた畑に、もう一度人の手を。10年後、ひょっとしたら地元産のそばが豊川稲荷の門前の名物になっているかも。そんな期待と共に、酒井さんの挑戦は続きます。 CBCテレビ「チャント!」1月11日放送より
CBCテレビ
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