西山朋佳女流三冠、「棋士編入試験」の受験条件満たす…初の女性棋士誕生なるか
将棋の西山朋佳女流三冠(29)が4日、朝日杯将棋オープン戦の対局で阿部光瑠七段(29)に勝ち、棋士を相手にした直近の公式戦の成績が13勝7敗となり、アマチュアや女流棋士のための制度「棋士編入試験」の受験条件「直近10勝以上、勝率6割5分以上」を満たした。 【動画】「藤井竜王の強さ」、3人のプロ棋士が語る
棋士と女流棋士は別制度で、これまで女性の棋士はいない。西山女流三冠は棋士養成機関「奨励会」に在籍して三段まで上がったが、棋士となる四段にはあと一歩届かず、2021年4月に女流棋士となった。
棋士編入試験を巡っては、福間香奈女流五冠(32)が22年に女性として初めて挑戦したが、3連敗で不合格となっていた。