桂文枝「80歳になるとは」落語会にゲスト続々 10年後の目標にボケさく裂
落語家の桂文枝さん(80)が自身の80歳となる誕生日の16日に、「桂文枝 傘寿(さんじゅ)記念落語会」を開催。落語家人生の理想について明かしました。 【画像】桂文枝「次の世代に残る作品を作りたい」 落語家55年を振り返る 公演前に行われた取材会で「80歳の抱負」を聞かれると、「80になるとは思ってもみなかった。二十歳のときと違いますからね。今後がどのくらいあるのかどうかも…。とにかく、80になったのは生まれて初めてですから」と話し、記者から笑い声が上がりました。 そして「二十歳のときやったら10年後、30歳のときは、自分の名前を世間に知ってもらいたいという気持ちでいました。80になると10年後といったら90ですから、自分の名前を忘れないようにしたい」と、さらにボケをかましながら決意を語りました。
■理想は「白寿(99歳)の会」
そして夜に開催された落語会には、誕生日のお祝いに続々とゲストが駆けつけました。宮川大助さん(73)と宮川花子さん(68)が登場すると、思わず涙ぐむ文枝さん。花子さんは文枝さんについて「62年のお付き合いで、1回うどんおごってもらっただけ」と話し、観客を笑わせました。
さらに、中川家や山口智充さん(54)、林家三平さん(52)、三遊亭好楽さん(76)も出演。文枝さんは最後に「次は米寿(88歳)の会です。私の理想はその次、白寿(99歳)の会。白寿の会では、私はネタやりながら同じところばっかりグルグルグルグル回りながら、やがてこの見台にもたれて、静かに彼岸に旅立つという…。まぁそれが一番、落語家の理想かなぁ」と目標を明かしました。