巨人・山崎伊織 7回自責1も6勝目消滅 4点リードで降板も8回西舘2失点、9回バル3失点サヨナラ負け
◇交流戦 巨人6―7楽天(2024年6月11日 楽天モバイル) 巨人の4年目右腕・山崎伊織投手(25)が11日の楽天戦(楽天モバイル)で今季11度目の先発登板。打線の援護にも助けられて7回8安打2失点(自責1)と苦しみながらも踏ん張り、今季6勝目(1敗)の権利を得て降板したが、リリーフ陣が打たれて逆転サヨナラ負けを喫し、白星を逃した。 【写真】<楽・巨>4回を終え声を出す山崎伊 この日も岸田とバッテリーを組んでマウンドへ。初回は2死から辰己に右中間三塁打を打たれながらも無失点で立ち上がった。 すると、打線は直後の2回に8番・岸田の先制2号2ランに続いて9番・泉口がプロ初アーチを放つなど3点を先取。岸田の一発は史上初のチーム通算1万1000号というメモリアル弾だった。 そのまま乗っていきたい山崎伊だったが、3―0で迎えた3回には1死から小深田、小郷、村林に3連打されて1点失い、さらに鈴木大の犠飛でもう1点失って3―2と1点差。それでも直後の4回、丸に4号3ランが飛び出して6―2とリードを広げてもらった。 その裏には渡辺佳、太田の連打と小郷への死球で2死満塁のピンチを招いたが、村林を空振り三振に打ち取って得点を許さず。5回は2回以来の3者凡退に打ち取って勝利投手の権利を得た。 7回にも2死から連打を許して一、二塁とされたが、ここも無失点。この回を投げ切って降板した。 山崎伊の投球内容は7回で打者31人に対して116球を投げ、8安打2失点(自責1)。6三振を奪って無四球も1死球を与え、直球の最速は151キロだった。 だが、降板直後の8回に2番手右腕・西舘が浅村に5号2ランを被弾してて6―4と2点差に詰められ、9回には4番手左腕・バルドナードが安打と3連続四球で押し出して1点差とされると、小郷に右中間へ2点適時二塁打されて逆転サヨナラ負け。白星が消滅した。 前回登板した4日のロッテ戦(東京D)では6回4安打2失点の好投で3試合ぶりとなる5勝目。打線はセ・リーグ最多タイの9者連続安打を含む23安打18得点の爆勝を飾り、打撃に定評のある山崎伊自身も8者連続安打目となる適時打を放った。 楽天戦は2022年6月12日(楽天生命パーク)で先発するも1回2/3を投げて6安打5失点KOされて敗戦投手に。悔しい思いを味わった場所で楽天戦初勝利まで目前に迫ったが、届かなかった。 ▼山崎伊 毎回走者を背負う投球になりましたが、回の先頭をしっかりアウトに取れていたので、何とか粘ることができました。打線の援護にも助けられて7回まで投げることができて良かったです。試合が終わるまではしっかり応援します。