国内最高齢の雌ウォンバット「モモコ」死ぬ 31歳、老衰で 長野市の茶臼山動物園、「長年のアイドル」
長野市茶臼山動物園で飼育されていた雌のウォンバット「モモコ」(31歳)が老衰のため死んだ。29日に発表した同園によると、国内最高齢の雌で人間の年齢に換算するとおよそ100歳。16日ごろから体調を崩したため投薬治療を始め、23日から展示を中止し治療に専念したものの、27日早朝に死亡が確認された。 【写真】園内を元気に歩くモモコ
ウォンバットはコアラの仲間の有袋類。モモコは1992年、オーストラリアで生まれた。シドニーの動物園から長野冬季五輪の親善大使として95年に来園した3匹のうちの1匹だった。
茶臼山動物園の担当者は「動物園に仲間入りして以来、かわいいフォルム(形)と人懐っこさで、多くの人に愛されてきた。長年、動物園のアイドル的な存在だった」と惜しんだ。同動物園のウォンバットは雄の「ウォレス」(27歳)1匹となった。
茶臼山動物園は30日~2月18日(5、13日は休園)、献花台やモモコへのメッセージを記入するノートを置く。モモコの写真も展示する。