日本最大級のペットの祭典"インターペット"に初出展したスクエニブースリポート。ブースやペット用品には随所に野村哲也氏のこだわりが
文・取材:杉原貴宏 2024年4月4日、東京お台場にあるビッグサイトにて、愛犬・愛猫などのペットを連れて参加できる日本最大級のペットの祭典“インターペット2024”が開幕した(2024年4月7日まで)。 【記事の画像(19枚)】を見る 本イベントでは、ペットフードやペット用品に関するさまざまな製品やサービスが展示・紹介され、第13回となる今回は700社以上が出展。 そんなインターペットに、ペット用グッズブランドとして“SQEX PETs”を展開することを発表したスクウェア・エニックスが初出展するということで、ブース取材に行ってきた。 なお、インターペット2024の入場券はすでに完売。入場券の再販売・当日販売はないとのこと。 ありそうでなかったスクエニ作品のペット用品 “SQEX PETs”では、スクウェア・エニックスの『ドラゴンクエスト』、『ファイナルファンタジー』、そして『キングダム ハーツ』の3シリーズにおいてペットグッズブランドを展開する。 そもそもペット用のグッズブランドを立ち上げるきっかけは、『FFVII』シリーズや『FFX』、『キングダム ハーツ』シリーズでおなじみの野村哲也氏(愛猫家でもある)とマーチャンダイジングディビジョンの松下将人氏との今後のグッズ展開のミーティングで持ち上がった話がきっかけだったとのこと。 新たなグッズ展開のひとつとしてペット用品を企画し、今回のインターペット出展を目標にさまざまなグッズを開発してきたという。 野村哲也氏がアイテムの監修やロゴデザイン、さらにブースのデザインまでアドバイスする力の入れよう 今回発表された“FINAL FANTASY &PETs”、“KINGDOM HEARTS &PETs”は、ゲームでキャラクターデザインやゲームデザイン、ディレクターなどを務めている野村氏がアイテムを監修。“FINAL FANTASY &PETs”のロゴデザインも担当している。 なお、“SQEX PETs”ブースのデザインの方向性についても野村氏からのアドバイスがあったそうで、ブースはストライプ柄のオーニングに、レトロな木製テーブルが配置された、モダンなカフェやアパレルショップを思わせる大人な雰囲気のブースデザインになっていた。 そのテーブルの上には、現在開発中のペットグッズがディスプレイ。 こだわりが詰まったグッズたち 今回、展示されていたのはリードやバンダナなどのウェア類のほか、ベッドやワンコ用のオモチャにニャンコ用の爪とぎなど。 バスターソードやクラウンの爪とぎはインテリアとしても映えそうなデザインだ。 なお、野村氏の意見により、バスターソードやパオプの実をデザインしたロープトイはやんちゃなワンコにすぐ壊されないように、生地を厚めにして中身もパンパンに詰めてかなり丈夫な作りに。また、ペットベッドは抜け毛をすぐに払えて掃除がしやすい素材にするなど、随所にこだわりを詰め込んだ作りになっている。 そのほかのグッズもまだまだ開発中とのことで、グッズの種類がある程度、揃ってからの発売を目指しており、気になる発売は年内を予定。また、犬用グッズのサイズ展開は小型犬向けのサイズでスタートし、需要を見極めながら小型犬以外のものも検討していくとのことだ。 なお、スクウェア・エニックス社内にはクリエイターやデザイナーにも愛犬家、愛猫家が多いらしく、今後、さまざまな作品のペットグッズも登場するかも……!? インターペットの来場者も大注目。発売が待ち遠しい! スクウェア・エニックスがまさかのペットグッズブランドを立ち上げ。それと同時にインターペットにも出展ということで、力の入れようがうかがえるが、ゲームファンのみならず『ファイナルファンタジー』、『ドラゴンクエスト』、『キングダム ハーツ』はインターペットに来ている来場者からも知名度は抜群。 “SQEX PETs”のブースを通りかかった来場者からは「スクエニのペットグッズ!?」と驚きを隠せなかったり、「かわいい!」と興奮気味の声も多く聞かれ、注目を集めていた。 ゲームファンの愛犬家、愛猫家は絶対にワンコやニャンコに買ってあげたくなるはず! 今後の“SQEX PETs”の展開に要注目だ。
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