駿台学園が高川学園を下して準決勝に進出【北部九州インターハイ2024】
令和6年度全国高等学校総合体育大会バレーボール競技大会(インターハイ2024)は男子決勝トーナメント3回戦、準々決勝を8月3日(土)に大分県中津市の2会場で実施。第1シードの駿台学園(東京①)は準々決勝で高川学園(山口)と対戦し、2-0のストレートで勝利した。 ■決勝トーナメント男子準々決勝 駿台学園(東京①) 2-0 高川学園(山口) (25-21,25-18) 昨年度、インターハイを制した駿台学園は、同校の選手を中心に出場した国体で二冠目を狙ったが、準々決勝で高川学園単独の山口県に敗れた。その後、両校は春高の3回戦で再びぶつかり、フルセットの激闘を制した駿台学園がそのまま連覇を達成したのだが、インターハイ、国体、春高において駿台学園からセットを奪ったのは高川学園だけだった。その両校が新チームになってインターハイ準々決勝で再び激突する一戦に、多くの注目が集まった。 第1セット、駿台学園が2-4から④櫻井信人のサービスエースとスパイク、①川野琢磨のスパイクで逆転すると、高川学園も⑧武田夷稀のスパイクですぐに逆転し6-7。駿台学園は前衛後衛を問わず①川野や④櫻井の強烈なスパイクで攻撃すると、高川学園は粘り強く拾ったボールを何度も攻撃につなげて応戦し10-13とリードする。15-17から駿台学園は④櫻井のスパイクとブロックで再逆転に成功すると、21-19の場面では再びロングラリーを④櫻井のスパイクで制して突き放し、最後も④櫻井がパイプ攻撃を決めてセットを制した。 第2セットは駿台学園が⑤高澤大馳のスパイクで先にブレイクを奪うと、高川学園にミスも出て7-4とリードする。追い上げたい高川学園は、中盤⑧武田を中心にサイドアウトを取るもののブレイクが奪えない。駿台学園は①川野、④櫻井、⑥植草光稀などが着実に得点を重ねて終盤に突入。高川学園は2枚替えを行うが流れを変えることはできず、さらに点差が広がると、駿台学園はマッチポイントから①川野がスパイクを決め、ストレートで勝利した。 駿台学園は最終日の明日4日(日)に行われる決勝トーナメント準決勝で鎮西(熊本)と対戦する。
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