チシマザクラ開花 根室振興局前庭
早咲きで知られる北海道の根室振興局前のチシマザクラが28日に開花した。正面入り口横の前庭は、庁舎が冷たい北風を遮り、陽光と反射熱の恩恵を受けるため、市内でも早くサクラが咲くことで知られている。開花は昨年より4日遅かった。26、27日の7月中旬並みの天候が、開花を後押ししたとみられる。 釧路地方気象台によると、26日の最高気温は19・1度、27日は18・3度を記録。28日も17・4度と、初夏を思わせる気温でサクラも一気にほころんだとみられる。 根室市内のサクラ開花を知らせる標準木は、旧根室測候所跡に残る全国で唯一のチシマザクラ。昨年の開花は1960年の観測開始以来最速の5月3日。今季は5日の予想だ。
釧路新聞