こけむす岩や木々が広がる山犬嶽＝上勝町生実

　上勝町生実の山犬嶽（だけ）（997メートル）で神秘的なコケの群生を見ようと、大勢の登山客が足を運んでいる。梅雨時期に当たる6～7月には、鮮やかさの増した緑が楽しめる。 【動画】剣山系・石立山でツキノワグマ目撃　高知市の男性 　群生地は登山口から約1キロの山の中腹にある。40分ほどかけて歩くと、山道沿いのスギが落葉広葉樹に変わり、こけむす岩や林が一面に広がる。新緑の木漏れ日が差し込んで、雨水を含んだコケがきらきらと輝いて見える。 　小松島市から初めて訪れた山川まゆみさん（72）は「コケがとてもきれいで最高の気分になった」と笑顔だった。