【阪神】藤川球児監督が開幕4番構想の24歳に期待「負荷を与える」「彼の歩みを止めたくない」
阪神・藤川球児監督(44)が6日、開幕4番構想の森下翔太外野手(24)の覚醒に期待を寄せた。兵庫・西宮市内の球団施設での年賀式に出席した後、入団3年目の若武者について言及。「まだ直接ゆっくりはそんなに話していないので、早く森下と会って話してみたいですけどね。伸びてきている途中ですから、負荷を与える」と、打線の看板を背負わせる狙いを明かした。 スポーツ報知の掛布OB会長との新春対談で「3番・佐藤輝」、「4番・森下」、「5番・大山」の新クリーンアップ構想を披露していた指揮官。改めて、それぞれの適正と役割を口にした上で、森下には“突き抜けた”働きを求めた。昨季は主に3番だったが、「3番という打順はある程度自己犠牲も出てくる」とし、「がむしゃらさを持っている選手。侍ジャパンの井端監督も『すごく意外性のある打者で、すごい働きをする』と。彼の歩みを止めたくない」と説明。昨年11月のプレミア12でも全試合で4番を務めて存在感を示しただけに、刺激を与えてさらなる成長を促す考えだ。 この日はクラブハウス内で1番起用を明言している近本と話し合う機会にも恵まれ、「自分が思う近本の役割を明確に話すことができた。有意義な時間でした」と笑顔。年賀式のあいさつでは「日々順調であることを疑って、不安であることを正解と思えるような、そんな組織が最後に一番上にいける」と、思いの丈を語った。新年の夢膨らむビジョンを描きながら、球団創設90周年のメモリアルイヤーに臨む。(小松 真也) ◆藤川監督×掛布OB会長の新春対談VTR スポーツ報知の元日付紙面で掲載。藤川監督は1番から近本、中野、佐藤輝、森下、大山、前川と続く開幕オーダーの青写真を初披露した。大山には5番で3、4番を支える「お兄ちゃん」的役割を求め、「MVPと打点王を取ってほしい」と期待。4年目の豊田を代打の切り札候補に挙げ、1軍未出場の中川の抜てきプランを含めた捕手の起用法などにも言及した。
報知新聞社