「ラツィオのクオリティの絶頂」鎌田大地&不動の10番らから生まれた決勝点を伊解説陣が絶賛!「カマダはこれが強い」 | セリエA
【欧州・海外サッカーニュース】ラツィオのMF鎌田大地が日本時間20日のジェノア戦(ラツィオが1-0で勝利)で3試合連続フル出場し、『DAZN(ダゾーン)イタリア』の解説陣が見解を示した。 【動画】伊解説陣も絶賛!鎌田大地のアシストシーン ジェノア×ラツィオ
イゴル・トゥドル新体制が発足して以降、ラツィオで全試合に出場している鎌田大地。日本時間20日に行われたセリエA第33節のジェノア戦においても3-4-2-1の左ボランチでマティアス・ベシーノとのペアで先発すると3戦連続でフル出場を果たし、67分のルイス・アルベルトのゴールをアシストするなどして敵地での1-0の勝利に貢献した。
伊解説陣が見た“異なる鎌田”
鎌田は、ベンチを温める日々が続いた前任のマウリツィオ・サッリ指揮下から一転して、新生ラツィオの中心選手へと変貌を遂げており、『ダゾーン・イタリア』の解説陣もその変化に注目して見解を示した。 ラツィオOBで人気解説者のマルコ・パローロ氏は、7分、左サイドにいた10番のルイス・アルベルトからエリア内へ侵入した鎌田へ縦パスが入ると、このプレーを説明した。 「これは戦術的な武器だ。ルイス・アルベルトは自身が好むトップ下左のエリアで動き、縦への推進力を持つカマダがスペースを読むなり、飛び込んでくる。ベシーノが守備により注意を払っているので、カマダは飛び出すことができる」 47分、鎌田はエリア外からミドルを狙ったが、ボールはミートせずに失敗に終わった。チェゼーナ時代に長友佑都の同僚でもあったパローロ氏は、鎌田を擁護。「このシュートは極めて難しい。いったんボールを止めてから蹴ることもできただろうが、彼の利き足ではなかったからね」との見解を示した。 54分、鎌田が右サイドからドリブル突破を試みると、実況を担当したダリオ・マストロヤンニ氏は「カマダがきらめきを見せた」とコメント。パローロ氏もラツィオの攻撃を見届けた上で「ラツィオはエリア外でポジションチェンジをしながら、エリア内へボールを運びこもうとしている。ほんの少しのクオリティが足りなかった。ルイス・アルベルトはパフォーマンスを上げているし、カマダについても同様で“異なるカマダ”だ」と解説した。
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