龍ケ崎市役所

茨城県龍ケ崎市は26日、昨年4月の市議選で当選後、公選法で定める居住実態を満たしていないとして当選無効となった元市議の男性(48)を相手取り、議員報酬など約459万円の返還を求め水戸地裁龍ケ崎支部に提訴する方針を明らかにした。関連議案を9月4日開会の市議会定例会に提出する。 市によると、元市議には昨年5月から今年1月にかけて、議員報酬や期末手当計約459万円余りが支払われた。市は当選無効を理由に、元市議に返還を求める督促状を送付するなどしてきたが、元市議は応じていないという。 元市議を巡っては、県選挙管理委員会が昨年10月、当選無効を裁決。元市議は裁決取り消しを求め東京高裁に提訴したが、同高裁が請求を棄却し、当選無効が確定した。元市議は今年1月に辞職した。 元市議は茨城新聞の取材に「弁護士と相談したい」と話した。