【節約クイズ】コンビニ弁当と自炊…結局のところどっちがお得?
いまや私たちの生活にとってなくてはならないコンビニ。お菓子やスイーツ、ドリンクはもちろん、洗剤も、コスメも、文房具も、生活に必要なものは一通り揃うコンビニですが、そんな中でも大きな存在感を放っているのが「コンビニ弁当」です。 【写真】5割以上の人が答えた「お弁当を自分で作る理由」とは? 手軽で美味しいコンビニ弁当ですが、家計管理という視点から考えた場合、気になるのが自炊と比べた場合の費用の差。そこで今回は、コンビニ弁当と自炊について、結局のところどっちがお得なのかを比較してみます。
まずは1食あたりの食費で比較!
冒頭から出鼻をくじくようなのですが、実は近年、お弁当の市場価格は「三極化」していると言われています。定番の500円前後のお弁当のラインナップに加え、主に女性をターゲットにした300円前後のミニサイズの安いお弁当、その反対に、ボリューム感やプチ贅沢感を売りにした700円前後のお弁当。これら大きく3つの商品構成によって消費者のニーズを幅広く受け止めようという流れにあります。 しかしここではいったん「平均的なお弁当」として、幕の内弁当を例にとって考えてみましょう。総務省統計局の「小売物価統計調査(動向編)」によると、2024年4月現在の東京都区部における幕の内弁当の平均価格は597円。1年前の2023年4月は582円だったので、平均価格で15円、値上がりしていることになります。 一方の自炊の場合、1食分がいくらかは、食材の購入価格や何を作る(作れる)のか、調理にかかったその他の費用などによっても違ってきますが、2022年に実施された「一人暮らしの食生活調査」によると、一人暮らしの人が自炊1回あたりにかけている費用は、「301円~500円」がもっとも多い50%という結果になりました。それに続くのは、「300円以内」の29%。合計すると約80%の人が1食500円以下で抑えられているということになります。 こうしたことから、細かい点はさておき、やはりコンビニ弁当よりは自炊のほうが総じて1食あたりの費用を抑えやすいといえそうです。 (参考) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000029.000053673.html 仮にコンビニ弁当を600円、自炊を400円として1日3回×30日で単純化して計算すると、コンビニ弁当では1ヵ月54,000円かかるのに対し、自炊の場合には36,000円。実際には朝食はもっと軽いもので済ませるという人がほとんどだと思いますが、1食200円の差だとしても、1ヵ月単位で考えると1万円以上の開きが出るということが分かります。