元妻を殺害 男の初公判「殺害した覚えはない」無罪主張 広島地裁
安芸高田市で元妻を包丁で刺し殺害した罪に問われている男の裁判員裁判。男は殺人について無罪を主張しました。 住居不定・無職の被告の男(43)はおととし2月、安芸高田市で元妻の腹部などを出刃包丁で複数回突き刺して殺害した罪などに問われています。 22日の初公判で被告の男は「出刃包丁を持っていた記憶はあるが、使用した覚えはないし殺害した覚えもない」と殺人罪について無罪を主張しました。 検察側は「被告は被害者に対する憎しみなどの感情から犯行に及んでいて十分に刑事責任を問える」と指摘。弁護側は「被告は事件当時精神障害があり責任能力がない」と無罪を主張しました。