黄色いじゅうたん、来場者魅了 みやき町簑原でヒマワリ見頃
みやき町簑原の「山田ひまわり園」でヒマワリが見頃を迎えている。中山間地の棚田約6千平方メートルに10万本が咲き誇り、黄色いじゅうたんを敷いたような景色が来場者を魅了している。開園は30日まで。 地元住民らでつくる「中山間地山田集落組織」が休耕田の荒廃を防ごうと、2001年からヒマワリを育てている。通常は夏に花を咲かせるが、8、9月に種をまき開花時期を遅らせている。雨が少なかった影響で花は例年より小ぶりという。赤く色づいたケイトウとのコントラストが楽しめ、コスモスも咲いている。ヒマワリの見頃は15日過ぎまで。 来園者たちは写真を撮ったり散策したりして、棚田の自然を満喫していた。福岡県久留米市から訪れた冨田和子さん(88)と池田芳子さん(77)は「天気も良く、きれいに咲いていて大満足」と話した。 開園時間は午前9時~午後4時。中学生以上は清掃協力金100円が必要。県道31号の綾部東交差点から北へ約1・5キロ。問い合わせはみやき町観光協会、電話0942(96)4208。(井手一希)
井手一希