<万里一空・彦根総合23センバツ>選手紹介/14 /滋賀
◇宮崎監督に憧れ 米川丈留選手(2年) 追い込まれてから粘る打撃が持ち味の三塁手。昨冬から筋力トレーニングに励み、肩も強くなった。 想定外の行動で仲間を笑わせる人気者。今年のバレンタインはマネジャーが用意した全員分のチョコレートを1人でこっそり食べてしまった。特技は有名な高校球児の投球をまねることだ。 理想の男性像に他人の評価を気にせず、目標のために全力を尽くす宮崎裕也監督を挙げる。帽子の裏には憧れを込めて「男」と書いている。 ◇強肩光る中堅手 脇本悠月選手(2年) 強肩で送球に自信がある中堅手。冬練習の紅白戦では「ランナーが三塁にいる時は最低でも外野フライ」とチームバッティングを心掛けた。 悩んでいる後輩に声を掛けたり、投手陣のグラブを磨いてあげたりするなど心優しい性格で知られる。 どんな練習でもしっかりと指導してくれる上田修司コーチに憧れる。指導法が独特で、「修司流があるのですごい」と話す。「甲子園を想定しながらノックを受けたい」と準備は怠らない。 ◇体のケア人一倍 新井遼太朗選手(1年) 50メートル走5秒9の俊足を生かした走塁と守備が持ち味の中堅手。昨春は公式戦にも出場した。 京都府出身。観光地巡りが趣味だが、入学後は野球に没頭し、「彦根城しか行けていない」と残念がる。 ひじのけがで昨秋の大会は出られず、同学年の選手が活躍する姿を見て「管理不足を痛感した」。現在は練習前後のストレッチや週4回は湯船で体を温めるなど体のケアに気を使うようになり「野球への向き合い方も変わってきた」と話す。