社内の会議室を「変動価格」に 予約効率化で不足解消 イトーキ
オフィス家具大手のイトーキは20日、社内の会議室不足に悩む企業向けの予約システム「リザーブエニー」を来年2月に始めると発表した。 会議室の予約に「ポイント」を使う仕組みを採り入れることで、無駄な予約を減らす。必要ポイントは会議室の混み具合に応じて変動するため、利用の平準化や効率化が期待できる。 同社は会議室が不足する原因として、必要人数よりも大きい部屋を使う「オーバースペック」、一部の組織や個人による「独占」、特定の部屋や時間帯への「集中」などがあると分析。新サービスは、各部署などに割り当てられたポイントを使って会議室を予約する。予約者は保有ポイントと会議室の「価格」を考慮し、より効率的に部屋を選ぶようになる。