根室の「わんぱーく」「くるまいし」道産材建築物に登録
道産木材を利用した建築物を道が登録する「HOKKAIDOWOODBUILDING(ホッカイドウ・ウッド・ビルディング)」に北海道根室市の2施設が登録された。子ども向け屋内遊戯施設「わんぱーく」と花咲港会館「コミュニティくるまいし」で、根室振興局から石垣雅敏市長に登録証が伝達された。 西浜町の市総合運動公園内にある「わんぱーく」は木造2階建て。延べ床面積916平方㍍で、柱などの構造材の約53%に当たる93・9立方㍍に道産材(カラマツ)を使っている。 一方、花咲港の港小に隣接して建つ「コミュニティくるまいし」は木造平屋建て、延べ床面積708平方㍍。構造材121立方㍍すべてが道産材(カラマツ)だ。両施設は根室管内2、3番目の登録で、第1号は道東あさひ農協根室支所で、3施設とも根室市内になる。道内では66施設が登録されている。 伝達式は3月26日に市役所で行われ、岡嶋秀典振興局長(当時)から石垣市長に木製の登録証2枚が手渡された。岡嶋局長は「道産材の活用は地球環境への配慮になるので積極的にPRしている」などと述べ、市長は「2施設とも木を使用することで、柔らかいイメージで喜ばれており、それが二酸化炭素削減、林業の振興にもなる。今後も道産材を使ったまちづくりをすすめたい」と述べた。
釧路新聞