「顔見せ程度…」松本人志『ワイドナショー』出演へ「待った」の声も…“板挟み”で頭抱えるフジテレビ
お笑いコンビ『ダウンタウン』松本人志が当面の間、活動を休止することを1月8日、所属する吉本興業が発表した。所属する吉本興業は公式サイトで 【すごい…写真あり】松本人志 車中から女の子を物色し「後輩芸人とナンパ姿」 《松本から、まずは様々な記事と対峙して、裁判に注力したい旨の申入れがございました》 と報告。 《そして、このまま芸能活動を継続すれば、さらに多くの関係者や共演者の皆様に多大なご迷惑とご負担をお掛けすることになる一方で、裁判との同時並行ではこれまでのようにお笑いに全力を傾けることができなくなってしまうため、当面の間活動を休止したい旨の強い意志が示されたことから、当社としましても、様々な事情を考慮し、本人の意志を尊重することといたしました》 と経緯を説明した。 週刊文春は昨年末に松本の性的スキャンダル疑惑を報じた。これに対し、吉本は 「当該事実は一切ない」 として、法的措置を検討すると表明。松本本人も活動休止発表後、Xで 《事実無根なので闘いまーす》 と宣言し 《それを含めワイドナショー出まーす》 と投稿。昨年3月にコメンテーターを卒業した『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演し、そこで一連の騒動への経緯を説明するとした。 ただこれには異論も巻き起こっている。お笑いジャーナリストたかまつななはXで 《ダウンタウンの松本さん記者会見をしてほしいです。ワイドナショーで説明するといっても厳しい質問はでないだろうし、どこまでが事実で、どこまでが事実じゃないのか記者の質問に答えてほしい。芸能記者だけではなく厳しい質問をする社会部記者などの前ではっきりお答えいただきたい》 と提言。続けて 《事実無根だとしても、松本さんほど影響力のある方の一連の対応は、被害者が声をあげにくくなるし、セカンドレイプなどの問題を助長してしまう可能性があると思います。権力者は権力に対して抑制的である必要があると思います。夢見る新人芸能人を守るためにも、新たな枠組みや法律が必要だと思います》 などと投稿した。たかまつは自身のユーチューブでも松本の問題について語っている。 「そもそもフジテレビは松本さんを本当に出演させるつもりなのか……。文春報道がシロかクロかまだわからない段階で、松本さんの主張を公共の電波を使って流すのはどうなのか。確かに数字(視聴率)は獲れるかもしれません。 しかし、話の内容次第では、たかまつさんが指摘したような懸念が生じる可能性がある。世間的な関心は高いだろうが、それと問題の本質は別。1度冷静になった方が良いように思います。スポンサーへの影響も未知数ですし、フジテレビは頭を抱えていると思いますよ」(テレビ局関係者) 同じようにSNS投稿も気を付けなくてはいけない。5日には、スピードワゴンの小沢一敬と参加女性がやり取りしたLINE画像を週刊女性が報じた。画像には 《小沢さん、今日は幻みたいに稀少な会をありがとうございました。会えて嬉しかったです》 《松本さんも本当に本当に素敵で》 《小沢さんから頂けたご縁に感謝します》 などという女性からのメッセージがあった。これを受け、松本はXで記事の画像を引用し 《とうとう出たね。。。》 と投稿。参加女性との間に性的なトラブルはなかったと言いたいのだろうが、このLINE画像だけで物事を判断するのは早計だ。 「あれを影響力のある松本さんが取り上げることが正しかったのか。もっと言えば、こうしたSNSのリスクを松本さんに伝える人はいなかったのか。対文春で前のめりになる松本さんに『少し冷静になりましょう』という言える人がどれだけいるのか……」(スポーツ紙記者) 松本が臨む法廷闘争は、控訴などを含めれば 「1年どころか数年かかる可能性もある」(法曹関係者) という。9日にXを更新した松本は『ワイドナショー』出演に対し 《休業前のファンの皆さん(いないかもしれんが)へのご挨拶のため。顔見せ程度ですよ》 とトーンダウンしているが……。 年明け早々、お笑い界が未知の領域に突入したことだけは確かだ――。
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