「トヨタスポーツ800(ヨタハチ)」デビュー。空力と軽量化に特化したライトウェイトスポーツは59.5万円【今日は何の日?4月1日】
伝説の走りを残したヨタハチの輝かしいレース戦歴
トヨタS800は、1965年に行われた第1回全日本自動車クラブ選手権でのGT-Iクラス優勝、第1回鈴鹿300kmレースでのクラス優勝、1966年の鈴鹿500kmレースでの総合優勝など、輝かしいレース成績を記録した。 なかでも、船橋サーキットで行われた第1回全日本自動車クラブ選手権レースでの天才ドライバー、浮谷東次郎選手による最下位からのごぼう抜き優勝は、今も語り継がれるトヨタS800の伝説となっている。 また鈴鹿500kmでは、大型車に絶対速度では負けるものの、燃費の良さを生かしてピットストップの回数と時間を節約し、結果として総合優勝を飾ったのだ。 レースで勝つためには、エンジンパワーだけでなく、空力性能と車両重量が重要であることを認識させたトヨタスポーツ800だった。名車トヨタ2000GTの影に隠れがちなヨタハチだが、今も中古車市場では500万円以上の高値で販売され、海外では1000万円を超える個体もあるそうだ。 毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。
竹村 純