サイ・ヤング賞左腕スネル、開幕10日前にジャイアンツと2年93億円で電撃合意 ジ軍は“大谷翔平資金”使って大補強展開
パドレスからFAになり、その去就が注目されていた左腕のブレイク・スネル投手がジャイアンツと2年6200万ドル(約93億円)で合意した、と18日(日本時間19日)、大リーグ公式サイトが伝えた。28日(同29日)の開幕戦を10日後に控えた契約となった。 スネルは16年にレイズでメジャーデビュー。3年目の18年には最多勝(21勝)と最優秀防御率(1・89)の二冠を獲得し、サイ・ヤング賞を初受賞。その後はけがに苦しみ、本来の力を出し切れていなかったが、昨季は14勝9敗、リーグベストの防御率2・25をマークし、6年ぶり2度目のサイ・ヤング賞に輝いた。メジャー8年の通算成績は通算71勝55敗、防御率3・20。 ジャイアンツは昨オフにエンゼルスからFAになった大谷翔平選手の獲得に失敗。大谷が入団したドジャースと同じナ・リーグ西地区のライバル球団は、大谷のために用意した補強費を使って韓国・キウムの李政厚(イ・ジョンフ)と6年1億1300万ドル(約170億円)、FA三塁手のマット・チャプマンと3年5400万ドル(約81億円)、DH要員としてホルヘ・ソレア外野手と3年4200万ドル(約63億円)で獲得するなど、次々と大型契約を結び、戦力アップを図っている。