24年ぶりにオランダ艦船が長崎寄港 日蘭交流の歴史の節目を前に
長崎を訪れたのは24年ぶりです。 オランダ海軍の艦艇が今月10日から長崎に寄港していて、13日に報道陣に向けに艦上が公開されました。 長崎に寄港しているのは、オランダ海軍のフリゲート艦「トロンプ」です。 KTN記者 「全長およそ145メートルの巨大なフリゲート艦トロンプ。13日に甲板などが報道陣に公開されました。公開は日本では初めてです」 インド太平洋海域が軍事的、社会的に緊張が高まる中、トロンプは安全な航路の維持などを目的に、3月から派遣されています。 トロンプには、127ミリ砲などが備えられていて、約200人の乗組員が防空などの任務にあたっています。 また、甲板にはヘリコプターが搭載され、今月9日に九州西方海域で行われた海上自衛隊との共同訓練で使用されました。 イヴォンヌ・ファン・ブーゼコム 艦長 「数人の乗組員は(ヘリコプターで)互いの船を訪問した。一緒に訓練をして互いの事を学ぶ非常にいい機会になった」 13日はオランダ大使館のヒルス ベスホー・プルッフ次期大使も訪れました。 ヒルス ベスホー・プルッフ次期大使 「両国は多くの利益を共有していて、すでに様々な側面で開花した関係を持っている」「多くの分野で私たちは今よりもずっと協力して取り組む事が出来る」 2025年に日蘭交流425年を迎えることから、長崎が寄港地に選ばれました。 トロンプは14日午前10時に出港し、各地を経由して9月ごろにオランダに帰国する予定です。
テレビ長崎