りくりゅう 1年7か月ぶり日本での演技に「純粋に楽しみたい」/フィギュアスケート
フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第4戦、NHK杯(東京・国立代々木競技場)の公式練習が7日、行われた。ペアの「りくりゅう」こと三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)は、ショートプログラム(SP)の音楽を流し、スロージャンプやリフトなどを入念に確認。「氷もすごく滑りやすい。スケートアメリカからいい練習が積めてきた」と三浦。優勝したGP第1戦のアメリカ大会から約3週間、順調に調整できたことに胸を張った。 2022ー23シーズンは、出場したすべての大会で優勝。世界選手権では日本ペア史上初の金メダルを獲得し、日本史上初の年間グランドスラム(グランプリファイナル、四大陸選手権、世界選手権のすべてで優勝すること)を達成した。 一方で、23-24シーズンは木原の腰椎分離症のため、約5カ月氷から遠ざかる結果となった。りくりゅうにとって、日本で演技するのは23年4月の国別対抗戦以来、約1年7カ月ぶり。「試合に出させていただけることは素晴らしいしありがたいことだと(けがを通して)改めて感じた。いい練習が積めているので楽しみ」と木原。三浦も「久しぶりの母国での試合なので、純粋に楽しみたい」。GPファイナル(12月、フランス・グルノーブル)出場がかかる大事な一戦だが、日本で演技できることに喜びを感じながら、目の前の大会に集中する。