Galaxy Buds3 Pro使ってみた:地下鉄ユーザーの相棒としては近年最高クラスの良イヤホン
サウンドクオリティ
無印モデルのGalaxy Buds3からプラス70ドル(日本価格では約1万円)多く払うのは、ブレードのライト機能のためだけじゃありません。2wayスピーカー、デュアルアンプ、プラナーツイーター、ウーファーと、音そのものも高位機種ならでは。数日、このイヤホンで音楽聴いたり、SNSやYouTubeの動画見たりして過ごして気づいたこと、それは低音のクセ。 低音がこもっている感じがするんですよね。こもってるというか、くもっているというか。音量5割くらいですでにこもってる。あと、ちょっと重い。好みもあるとは思いますが、個人的にはベースが重すぎて曲全体のバランスが崩れるように感じました。ちなみに、それがよくわかる曲が「You & Me (Flume Remix)」。一方、プラナーツイーターは適切で高音はとても良質。クリアでシャープながらも、やりすぎないバランスがよし。 曲全体のバランスやクリアさよりも、低音を重視したくなるのはジムでワークアウトしている時。運動中はむしろ、低音のクセが吉とでました。 アクティブノイズキャンセリング(ANC)もよし。エアコンの真横とか、マットレスを電動ポンプで膨らませながらとか、あえてうるさいタスクをしながらイヤホンを使ってみましたが、ANCがいい仕事していました。ANCは低音よりも高音の方がキャンセリングがうまく作用するとよく言われるとおりですが、それでもエアコンの作動音などが気にならない程度までは、しっかりキャンセルされていました。 Buds3 Proには、無印にはないアクティブノイズコントロールという機能があります。AIが音を微調整してANCをさらに強めるそうですが、正直ピンとこれはきませんでした。子どもの声が響く公園横の部屋でも、比較的静かなキッチンでも、何か聞こえ方に差があったかと言われると、わかりません。気づかなかったですね。
防水仕様&バッテリー
1週間のレビュー期間中は、いつものイヤホンと同じようにがっつり毎日使いました。私は通話利用が多いのですが、接続がうまくいかない、切れるということは1度もありませんでした。 防水仕様はIP57。日常生活のなかでは、着用したまま歯磨きしたり顔を洗ったりしました。酷暑と言えるニューヨークの街でスーパーにも歩いて行き、汗ドロドロにもなりました。で、問題はいっさいなし。 バッテリー持ちも、公式が言う通り。レビューした7日間、毎日使いましたが、最初にフル充電してからまだ1度も充電していません。主な使用はSNSと音楽視聴、通話です。使用時間は1日3時間前後。なので、トータル20時間使った計算。Samsungいわく、ANCありで26時間、なしで30時間。私の使い方だとANCありなし取り混ぜなので、公式の計算に近いかと。バッテリーもちには満足です。