<吹け赤い旋風>聖カタリナ 選手紹介/4 /愛媛
◇長身生かす好返球 高岡唯(たかおか・ゆうゆ)外野手(2年) 部活の休みには登山をしたり、バレーボールやバドミントンで汗を流したりと根っからの運動好き。入学時から10センチ以上身長が伸び、180センチ超の長身を生かして外野からも軽々返球する。 四国地区大会では悔しい思いを経験した。準決勝の終盤、同点のまま対戦相手の小松と1点を取り合う展開に。打席が3度回ってきたがいずれも凡退、試合は延長戦にもつれ込んだ。「『決めないと』と力が入り、気持ちで負けてしまった」。オフシーズンは精神面と下半身の強化を目指し、きついトレーニングにも取り組んだ。 チームでは笑顔の明るいムードメーカー。甲子園での活躍を一番に見てほしいのは、毎日朝練に送り出してくれる両親だとか。 ◇俊足、守備範囲広く 田代勝也(たしろ・かつや)外野手(2年) 俊足を生かし守備範囲の広い中堅手で「飛んできた打球は全部取りにいく」と自信を見せる。気持ちが人一倍強く、負けず嫌いな性格だ。 昨春、練習場の近くで足をひねり、約2カ月野球ができなくなった。夏の愛媛大会に代わる独自大会には出場できず、代わりに入った仲間の活躍を見守らざるを得なかった。 「負けたくない」と闘志を燃やし、苦手な打撃の技術向上に励んだ。努力の甲斐(かい)あり、リハビリ後わずか1カ月の秋季県大会では見事先発で復帰。四国地区大会では右中間への長打性の当たりに飛び込む好捕でチームを鼓舞した。 4人兄弟の末っ子。友人らとアジ釣りに出かけるのが息抜きだという。