選抜21世紀枠 県推薦校に寺井 秋4強、普及にも貢献 /石川
県高野連は16日、金沢市内で理事会を開き、来春の第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高野連主催)の21世紀枠の県推薦校を寺井(能美市)に決めた。同校が推薦校になるのは初めてで、近く同校で表彰式がある。 【真夏の熱闘】交流試合の写真特集はこちら 寺井は1965年創立の県立高で、野球部も同年創部。今秋の県大会では初戦でシード校の金沢商を破って勢いに乗り、準決勝でも優勝した星稜と中盤まで互角の戦いを見せた。3位決定戦で日本航空石川に敗れたものの4強入りを果たした。 同校は過去、県大会で優勝3回、夏の県大会でも7回4強入りするなど好成績を残しているが、これまで春夏通じて甲子園出場はない。また、地元の保育園や学童チームに定期的に野球の体験教室を開いて普及活動に貢献しているほか、地域行事にも積極的に参加していることなどが評価された。 12月11日に全国9地区の候補校が公表され、来年1月29日にあるセンバツ出場校を決める選考委員会で、全国の21世紀枠候補9校の中から3校が決まる。【阿部弘賢】