個の能力の高さだけではない神戸の強さ DF山川哲史「ハーフタイムに大迫選手に怒られた」
◇明治安田J1リーグ第25節 神戸2―0磐田(2024年11月1日 ノエスタ) 神戸の強さを支えているのは、個の能力の高さだけではない。個々の意識の高さ。1点先制した後半8分にCKを頭で叩き込んで今季2得点目を挙げたDF山川哲史は「ハーフタイムに大迫選手に凄く怒られまして…もっと対角にボールを入れろ。まずは前を見ろ、と」と振り返った。 前半開始から終始、磐田を攻め立てた。スコアレスで折り返したものの、シュート数は10本対1本。通常のチームならば“続けていく”のがテーマになりがちだが、神戸は“さらに向上させていく”ことを求める。その結果が後半の2得点につながったともいえる。 「特に大迫選手はチームの先頭に立って、良い時でも“もっとこうしてくれ”という要求をしてくる。そういった点を見習わないといけないと思いますし、大迫選手に頼りぱなしじゃダメとも思っている。皆が修正をどんどん口に出して、試合の中で変えられてるのは去年と違うところ」 ベテラン勢のようにストレートに要求は言えない。だがチーム内でも意見を言い合える空気感ができている。