インバウンドで人気の日本の文化体験5選!海外の人がイメージする「日本らしさ」とは
インバウンドとは、外国人が訪れてくれる旅行のことを言います。日本へのインバウンドは、「訪日外国人旅行」や「訪日旅行」と言い換えられます。 【写真3枚】忍者?着物?インバウンドに人気の体験をチェック 新型コロナウイルスの影響で渡航制限が設けられていた間は減少していましたが、日本へのインバウンドはおおむね増加傾向にあります。 そこで今回は、インバウンドで人気がある日本の文化体験を5つピックアップしてご紹介します。最後に人気の文化体験の内容や料金も紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。 ※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
訪日外国人観光客は何人?コロナ前より回復してる?
新型コロナウイルスの影響により一時は大幅に減少していたインバウンドですが、渡航制限・入国制限が大幅に緩和され、外国からの観光客が街を歩く様子を見かけるようになりました。 2023年の訪日外国人観光客は、一体何人ほどいるのでしょうか。日本政府観光局がまとめた「2023年 訪日外客数・出国日本人数(対2019年比)」を参考に詳しい人数を紹介します。 新型コロナウイルス流行前の2019年の水準には達していませんが、伸率はどんどん回復しているようです。 記事執筆時点では、2023年9月から2023年12月のデータはまだ発表されていませんでした。2023年の年末にはインバウンドがどのくらい復活しているのか、今から気になりますね。
インバウンドで人気がある日本の文化体験5選
インバウンドの中には、日本の文化を体験することを旅の目的のひとつにしている人が一定数存在します。ここでは、インバウンドに人気がある日本の文化体験を5つ紹介します。 ●忍者体験 忍者体験は、インバウンドに人気がある日本の文化体験のひとつです。 日本忍者協議会が2017年に発表した調査結果によると、アメリカや中国など海外10カ国での忍者の認知度は98.7%で、そのうち63.1%の人が忍者の存在を信じているそうです。 さらに忍者を認知している人のうち、約50%が「忍者になりたい」と回答しているのだとか。忍者体験は、海外の人が喜びやすい日本の文化体験と言えるのではないでしょうか。 東京や京都などでは忍者の衣装に着替え、忍者修行ができる体験施設があります。施設内をからくり屋敷にしているところもあり、本格的な体験ができますよ。 ●日本のグルメ 日本の食べ物を食べることも、インバウンドが注目している日本の文化体験として挙げられます。寿司やすき焼きは昔から知名度がありますし、近年はラーメンの人気も高まっているようです。 鯛焼き、たこ焼き、お団子といった食べ歩きしやすいグルメもあり、観光地付近では食べ物を味わいながら散策している人を見かけることもあります。 また、実際に日本の料理を作る体験も人気なのだとか。特に和菓子の「ねりきり」づくりは1時間程度で体験できるコースもあり、観光の合間に立ち寄る人もいるそうですよ。 ●着物レンタル 日本の文化を感じられる装いといえば、着物を思い浮かべる方も多いでしょう。古い町並みが残る観光地では日本人だけでなく、海外からの観光客も着物を着て観光地巡りをしている様子をよく見かけます。 お店には着付けやヘアセットができるスタッフが常駐しており、着物の着方を知らなくても気軽に体験できるのが魅力です。自分の好きな着物の柄を選んだり、小物を組み合わせたりするのを楽しみにしている人もいるそうですよ。 着物を着て街歩きをしながら写真を撮ると、旅の良い思い出になりますね。 ●座禅体験 禅の思想は、外国人観光客が興味を持つ日本文化のひとつです。スティーブ・ジョブズやエヴァン・ウィリアムズのような著名人が禅を学んだことや、宗教的な背景を問わず気軽に体験しやすいことなどが人気の理由のようです。 姿勢を正し、呼吸を整えて自分自身を見つめ直すことは、外国人にとって日本の文化や思想を体験できる魅力的な機会なのだとか。 寺院の中には、インバウンドを対象とした座禅体験を実施していたり、精進料理の提供や宿泊プランを用意しているところもあります。 ●工芸体験 陶芸や藍染めなど、日本の伝統工芸の制作体験もインバウンドに人気のアクティビティのひとつです。 その道のプロから指導を受けられますし、難しい工程は職人やスタッフに担当してもらえますから、初めてでも満足できるクオリティの作品を制作できます。 自分で作った作品はお土産にできるので、旅の思い出にもなりますね。石川県金沢市なら金箔貼り、東京都なら江戸切子といったように、地域性を感じられるのも魅力として挙げられます。