「つながる菜園」の様子

　渋谷区文化総合センター大和田（渋谷区桜丘町）9階に昨年11月に開所した地域共生サポートセンター「結（ゆい）・しぶや」の活動を紹介するイベントが6月15日に開かれる。（シブヤ経済新聞） 　同センターは、子ども・障がい・高齢・生活困窮など分野別の支援体制では対応しきれない複雑化・複合化した課題に対して、団体同士が交流・連携することで分野を横断して一体的に取り組む「重層的支援体制整備事業」を担う区民活動応援プラットフォームとして昨年11月に開所。 　NPO法人や一般社団法人、地域団体など区内の地域共生社会の実現に寄与する活動をしている団体が、活動や交流を目的に利用できる。センターには地域福祉コーディネーターやコミュニティーマネジャーが常駐し、団体連携や支援を行う。 　今回、「地域と子どもとのつながり」を生み出す活動事例を紹介。渋谷区が「ササハタハツ」と称する笹塚・幡ヶ谷・初台・本町エリアの公立小学校に学習菜園を作り運営・サポートすることで町とつなげる、幡代小学校での取り組み「つながる菜園プロジェクト」と、学校と地域が連携して校内で新たな放課後コミュニティーとして運営する、原宿外苑中学校で展開する「原外カフェ」について、情報を公開する。 　プロボノが製作した活動の立ち上げに関する運営マニュアルも紹介するほか、プロボノの説明会も行う。 　認定NPO法人サービスグラント代表理事の嵯峨生馬さんは「渋谷区内の学校を舞台に始まったすてきなコミュニティー活動のエッセンスがプロボノにより目に見える形に描き出されたことで、区内外への広がりにつながるのでは」と期待を寄せる。 　開催時間は10時30分～12時。